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Author:まぁこ
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Coincidence 27

牧野は、料理が運ばれてくる直前に、
ナプキンを身体の左側で二つ折りにし膝に置いた。
マナー通り出来てるじゃん。


小前菜と同時に運ばれてきた食前酒。
小前菜には
『すごい!このキッシュ、何が入ってるんだろ?』
とか、カナッぺを食いながら
『美味しい。』
目をでかくして、スゲー嬉しそうに食ってる、けど。


食前酒には、殆ど口を付けてねぇ。
最初に、恐る恐る口を付け
『うん?』
首をかしげながら、一口だけ飲んでグラスを戻した。
そんな一口だけで、わかるのかよ。
なんだよ、その『うん?』は。
殆ど、減ってねぇじゃねーか。


食前酒だぞ。
食前酒つーのは、アルコールの度数が低く、
そもそも食欲を進めるための酒なのに。
それすら、飲めねぇなんて。
確かに。牧野には、食前酒なんて要らねぇんだろうな。
飲まねぇでも、モリモリ食えんだからな。


少しだけでも飲んで酔ったところを、見てみてぇなんて思ってたが。
今日は無理みてぇだ。


牧野には、特製ノンアルコールドリンクを頼んでる。
ここのノンアルコールドリンクは
旬の果物をふんだんに使い、シェフやソムリエが料理に合うように作るっつーので
最近では、酒が飲める奴でも頼むくれぇ人気があるらしい。
俺は、酒には酔わねぇが
今日はアルコール度数のかなり低めのスパークリングの日本酒を頼んだ。


そのノンアルコールドリンクをどうやら気に入った牧野は
『美味し~。洋ナシだぁ。』
と言ってデケー目をますます大きくさせて喜んでる。
飲み物をだぞ。
しかもノンアルコールを、こんなに喜ぶんなんてな。
俺も自然に顔がほころぶ。


やっぱり、こいつだ。
牧野と一緒に居てぇ。
俺の隣でずっと笑ってて欲しい。
俺は、目の前の牧野を絶対に手に入れるって決心してんのに
牧野は、目の前の前菜しか見てねぇ。
誰だよ。前菜をこんなに早く持ってきたギャルソンはっ!!
俺がメニューを選んでた時、俺を見て顔が赤くなったように思ったんだけどよ。
牧野には、俺より飯みてぇだ。


かぼちゃのスープの頃には
牧野も、店やこの個室の雰囲気にも慣れたようで
『美味しい~』だけでなく俺との会話も楽しめる余裕も出てきた。


『かぼちゃってどこの国から日本に来たかご存知ですか?』
来た来た。
『ポルトガルか?』
『ぷっ。違います。』
笑いながら答える牧野。
この時点で、俺がポルトガルって答えたことに
どーして疑問を持てねぇんだよっ。



『ポルトガルじゃねーんだったら、どこなんだ?』
『かぼちゃの原産国をきちんと覚えてないんですけど』
覚えてねぇのに話を続ける牧野。


『かぼちゃの原産国は確か、アメリカです。
日本に入ってきたのは、
ポルトガル人がカンボジアでかぼちゃを船に積み込んで、日本に持ってきたんです。
それで、カンボジアが訛って《かぼちゃ》になったそうなんです。この話は、結構有名なんですよ。』
嬉しそうに言うこいつに
『へぇ。』
と笑いながら返事をする。


『かぼちゃの事を《南瓜(なんきん)》って言うのも
その当時、ポルトガル人の事を南蛮人と呼んでいたから
南蛮人が持ってきた瓜で南瓜になったとか。
言葉って不思議ですよね。』
一生懸命ポルトガルに纏わる話をする牧野。
俺には、その姿が可愛すぎて笑うことしか出来ねぇ。


『他にも気になる言葉があるのか?』
俺の質問に
『日本語と思っている言葉の中には、たくさんのポルトガル語があるんです!』
おっ、西田が話してのだと思っていると


『日本では、そのまま残ったのに。
残念ながらポルトガルでは消えてしまったのか、辞書には無かったりする言葉があるんです。』
それは、西田も聞いてねぇ話だなって嬉しく聞いていると
『もしかすると、ポルトガル人も日本滞在時のみ使っていた可能性もあるのですが。
更紗とかトタンが日本では残り、ポルトガルでは歴史と共に消えてしまってるんです。』
・・・・。トタンってなんだ??


『《ピンからキリまで》もポルトガル語なのをご存知ですか?
ピンはポルトガル語で点、キリは十字架と言われているんですよ~。』
トタンの疑問を残したまま、次々とポルトガル話をしだす牧野。


『あっ、すみません。ポルトガル語の話ばかりで。』
急に焦りだす牧野。
『いいや。ピンキリの話なんて知らなかったから面白かったぞ。』
こいつの話だったら、いつまでも聞いときてぇのに
悪いと思ったのか、話を料理に変えてきた。


『フランス料理がお箸で食べられるの、初めて知りました。』
話を変えたつもりなんだろぅが。
嬉しそうに言ってくる牧野に、思わず
飯の次はポルトガル、ポルトガルの次は飯。
少しは俺を意識しろっつーんだ!なんてことを心の中で思いながら


『オリンピックで海外からも日本にくるからな。
日本文化っつーので期間限定だけど、してるみてぇだ。
ここは期間限定だが、常にお箸で食う店も結構あるみたいだぞ。』


『そうなんですね。私はお箸でとても助かりました。
たくさんナイフやフォークがあると、わからなくなりそうで。』
『外側から使うだけだろ。』


『支社長、私でも外側から使うってことは知ってます。
でも、出された料理にフォークだけ使うのか、両方なのかがわからないんですぅ。』
少し拗ねたように口を軽く尖らせて言う牧野が可愛くてしかたねぇ。
『そうなのか?』
そこからなのかよって笑いながら答えてたら。


『支社長が普通に出来ることでも、私には難しいですよ。』
笑いなが言い出すから
『こればかりは慣れだからな。
最初のナプキン、俺が何も言う前に出来てたじゃねーか。』
俺の返事に
『それは本で覚えていただけです。』


『じゃ。慣れるために、次はフォークとナイフを使う店に行こうぜ。』
さらっと誘えたはずだ。
やべぇ。手に汗が出てくる。


牧野は・・・
牧野は、少し驚いたような顔をしたが直ぐに
『はいっ。』
満面の笑みで答えてくれた。


牧野、その笑顔は反則だろ!
やべぇ。
西田に何度も言われてたこと、忘れてしまいそうだ。
いや、忘れるんじゃねぇ。
消してしまいたくなる。
「牧野さんは、まだ支社長の事を恋愛対象に思われていません。
一新入社員と支社長の関係です。
パワハラ・セクハラになる様な事は一切お止め下さい・・・・」
西田の声を何度も頭で復唱する。







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お読みいただきありがとうございます。
(関西弁がありましたら教えてください。)
ポルトガルに纏わる部分は、何度も調べ書きましたが
間違いなどありましたら教えてください。
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コメント

まる◯◯様

いつも拍手コメントをありがとうございます。
本当にジレジレですよね。すみません。
毎回『話が進んでいないー』とパソコンの前で考えてます。
どうも、私の話はゆっくり過ぎますね(汗)
いつも応援ありがとうございます。

2020-01-21 21:48 | まぁこ #- URL [ 編集 ]

み〇様

拍手コメントありがとございます。
そう言って頂けると本当にありがたいです。
今は、話もどうしよう・・・ですが
フランス料理にポルトガル語と・・・(>_<)
そればかり調べています。
なので、み〇様のようにコメントは本当に嬉しいです。
ありがとうございました。
2020-01-22 10:34 | まぁこ #- URL [ 編集 ]

ay〇様

コメントありがとうございます。

そのように言って頂けると嬉しいです。
今までは「関西弁・関西弁」と気にして入力くしていたのが
今は「関西弁・フランス料理・ポルトガル語・関西弁・・・」と
パソコンで入力しながら、スマホ片手に時々辞典開けて入力しています(笑)

司くんの事もそのように思って頂いて本当に嬉しいです。
続き、頑張って進めるようにしますね~。
コメントありがとうございました。

2020-01-22 10:44 | まぁこ #- URL [ 編集 ]

ha〇様

初コメントありがとうございます。

あの
「もしかして」ポルトガル語がお話「できますか?」(使い方が間違っていたらすみません。)
件名などで、もしかしたら・・・と思っております。

ちなみに私はポルトガル語は一切できません。
そんなのが書くなって怒られそうなほど、わかっていません(>_<)

そうなんですよ~。
私は全くですが、二次を書かれている方ってすごく調べられているなぁと思います。

負担に~そのように思って頂いて嬉しく思っています。
ありがとうございます。
頑張ってお話を進めていけたらと思っています。
コメントありがとうございました。
2020-01-22 10:56 | まぁこ #- URL [ 編集 ]

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